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アナログ回路設計
電波、音、光などの情報をアンテナやセンサーで受信し、
電流または電圧として測定できる回路を設計します。
アナログ回路は当社電子計測装置のフロントエンドです。ノイズを抑えるための工夫を盛り込んだり、
信号の劣化を防ぐためにインピーダンスマッチングの最適化を実施します。使用環境に応じてサージ対策、熱対策など、安全面にも配慮して設計します。 |
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デジタル回路設計
アンテナ、センサーからのデータ受信、通信、画像処理回路を設計します。複数信号を高速に同期させて処理する場合はFPGA、
複雑なアルゴリズムをリアルタイムに処理するためにはCPUまたはDSPプロセッサを搭載します。
デジタル回路はクロックのタイミングに合わせて動作するため、
タイミング毎に処理が終わるように設計したり、定義されていない信号が入力されたときに、誤った動作をしないようにフェイルセーフ機能を組み込みます。
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プリント基板アートワーク設計
回路図からプリント基板に部品を実装するためのレイアウト設計および配線をCADを使って行います。
高速・高精度な測定装置のプリント基板を作成する場合、プリント基板の品質が製品に大きく影響します。
このため、どこに部品を配置するべきか、どのようなパターンにするべきか、ノイズ対策で注意するポイントなどを回路設計者と十分に打ち合わせをしてから設計を行います。
ディジタル・アナログ混在回路の場合は、電源・グランドの取り回しにも気をつけて設計します。
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CPU/FPGAファームウェア設計
アナログ・ディジタル回路制御プログラム、アプリケーションソフトウェアとの通信インターフェースプログラムを開発します。
また、Windows、LinuxなどのOS上で演算させていたアルゴリズムをリアルタイム化するためのファームウェア開発も行います。
CPUではC言語、FPGAではVHDLを使用します。
プログラムのデバッグを電子基板上で行うため、プログラム技術だけでなく、アナログ/ディジタル電子回路設計者と同等の技術力が必要になります。
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アプリケーションソフトウェア設計
ファームウェアとの通信プログラムの作成だけでなく、画面上のボタン配置やアニメーション表示など、ユーザーインターフェース設計を行います。
操作性を重視するだけでなく、イレギュラー操作に対してフェイルセーフな仕組みを開発することにより、「直感で使える」ソフトウェアを目指しています。
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ケース設計
第一印象で重要な役割を果たすケース(筐体)は、機能性だけでなく、操作のしやすさ、デザインを意識して設計を行います。
デザインのよさと使いやすさの両立を目指し、材料の選定から加工方法、配線方法の検討まで設計します。 |